独り善がり技術者の独り言

車いじり、電気工作など趣味のことを書いています。

マキタ バッテリー容量測定 第二弾

第一弾に引き続き、全く同じ測り方でデータをとりましたので公開していきます。

3.何年か前に買った、セル数を1列増やしたタイプの6.0Ah互換バッテリーです。

用途は主に草刈り機で、使用回数も20回も行ってないくらいですが、多分3年以上軽く経過しています。

中身はセル列個別電圧監視はなかった気はしますが、セルバランスは良好なバッテリーです。


bl1830と書いてありますが、6Ahのスペックのものです。

結果

・放電開始前電圧20.77V。ほぼ満タンと言えます。

・放電電流量5880mA。スペックに対して98%。

・放電電力量111Wh。スペック(計算値)に対して101.8%

・電圧戻り0.64V


データ的にはめちゃ優秀でした。デカくて重いけど、当時としては最大容量だった互換バッテリーです。

多分2000mahのセルを3並列しているのでしょうが、無理がない設計で劣化が少ないのかもしれません。


草刈り機は負荷はそこそこですが、だいたいかなり暑い直射日光の下で使われるので、使用環境としてはあまり良く無いはずですが、この結果にはびっくりです。

容量Whでカタログスペックを超えてくるのと、電流としてはカタログスペック以下である事を組み合わせれば、放電中の平均電圧の高さが高いという事になります。

これは当たりバッテリーでした。



4.最近話題の日本メーカー製。品切れ続出のエネライフ製BL1830B2モデルです。現時点では最新モデルにあたりますが、その中の廉価版的製品です。

状態はほぼ新品で、3回くらいしか充放電していません。


・放電開始前電圧20.36V。ちょっと満タンとは言えませんが、どの充電器でもこれ以上入らないので諦めました。

・放電電流量2,432mAh。スペック対比81%。残念なくらい低いですが、スタート電圧が低かったので…

・放電電力量46Wh。(計算値)スペック対比85.2%。こちらもガッカリですが、しばらく使ってからまた測ってみようと思います。

・放電後戻り電圧0.7V。まあ、ちょっと多いのは容量が少ないバッテリーだから仕方ないですね。



容量は期待外れでしたが、このバッテリーはさらにちょっと変わっていて、マキタ純正充電器で充電すると、他のバッテリーでは見られない電流で充電します。

マキタDC18SDは、自分の経験上、どのバッテリーを入れても2.5Aくらいで充電するか、電流0でたまに電圧を見るかしか制御しないのですが、

エネライフBL1830B2だと半分の電流になります。

これはマキタ製DC18RCも同じで、いつもの半分の電流になります。マキタDC18RFでは試していませんが、ちょっと変わったところです。


最初から最後までこの電流で充電していたので、高速充電には非対応なのかもしれません。

ちなみに、社外品のDC18RFだと最大電流の3.5Aでスタートし、徐々に電流を下げるという動きで、他のバッテリーと同じです。


最大12Aの出力を誇るマキタ純正DC18RF対策、なのかもしれませんね。




ということで今日はこれくらいにします。

第三弾をお待ちください👋